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呉から江田島へ船で渡る — 旧海軍兵学校の赤レンガを見に行く道順

呉から江田島へ船で渡る — 旧海軍兵学校の赤レンガを見に行く道順のイメージイラスト

呉に何日か滞在するなら、船で対岸へ渡るという選択肢が出てくる。行き先は江田島。呉港から定期船の航路があり、日帰りで往復できる範囲だ。目的地としてよく挙がるのは、旧海軍兵学校の赤レンガの建物である。ここから先は、表に出ている範囲の情報にそって、渡り方と見学の段取りを順に整理していく。

目次

最初に押さえたい。江田島は呉市ではない

取り違えられやすいのだが、江田島は呉市ではなく江田島市である。呉から近く、船で結ばれているために呉の一部のように語られることがあるが、行政の区分としては別の市だ。

これは細かい話に見えて、実際の準備に効いてくる。案内や問い合わせ先を探すとき、呉市の情報だけを見ていると、必要な案内にたどり着けない。渡る先は別の市なのだと意識しておくと、調べ物の道筋が変わる。

地図の見え方も、この取り違えを後押ししている。呉の市街地から海を挟んですぐ向かいにあるので、地図の上ではひとつながりの土地のように見えてしまう。ところが実際には、あいだに海がある。渡るという行為が必ず挟まる、というのが呉と江田島の関係である。

渡り方は、船と車の二通り

呉から江田島へ向かう方法は、大きく二つある。

ひとつは船だ。呉港から江田島へ渡る定期船の航路があり、海の上を短い時間で越えていける。もうひとつは車で、音戸大橋を渡って倉橋島を経由し、橋づたいに回り込んでいく道である。

早く着くのは船のほうだが、島に着いてからの動きやすさは車が上になる。どちらを選ぶかは、江田島の中で何か所を回るのかで決まる。兵学校の見学だけなら船で足り、島の海岸や集落まで足を延ばすつもりなら車のほうが向く。

船で渡る場合

港へ行き、船に乗り、対岸で降りる。手順としてはそれだけだが、本数は限られる。行きだけを決めて出発すると、帰りで待ちぼうけを食うか、逆に慌てて切り上げることになる。往路と復路の両方を、出発前に確かめておきたい。

車で回り込む場合

橋を渡っていく道は、瀬戸内の景色が続く行程でもある。ただし距離はそれなりにあり、海を越えて渡る場合とは所要の感覚がまったく違う。ゆとりのある日に組み込むのが現実的だ。

見学は「行けば入れる」場所ではない

ここがこの記事でいちばん大事なところになる。旧海軍兵学校の敷地は、現在も海上自衛隊の教育施設として使われている。観光のために開かれた施設ではない。

そのため、見学には受け付けの方法と時間の枠が決まっている。ふらりと立ち寄って自由に歩ける場所ではない、と考えておいたほうがよい。敷地内には赤レンガの建物、大講堂、教育参考館があり、見学の対象としてよく知られているが、それも枠の中での話である。

教育のための施設が見学の対象にもなっている、という状態は、訪ねる側に一定の心構えを求める。ここは、いまも人が働き、学んでいる場所である。案内に従って動くこと、示された範囲から外れないこと。この二つを守れる人にとってだけ開かれている場所だと考えておきたい。

条件は変わりうるものなので、ここでは具体的な段取りに踏み込まない。渡る日が決まったら、まず公式の案内で見学の受け付け方を確かめる。そのうえで船の予定を組む。この順番が逆になると、せっかく海を越えたのに見られなかった、ということが起こる。

一日の組み立て方

渡る日の組み立ては、見学の枠を軸にすると決まりやすい。先に見学の予定を置き、その前後へ船の往復を当てはめていく。逆に、船の予定を先に固めてしまうと、見学の枠と噛み合わず、待ち時間だけが増えることになる。

もうひとつ、帰りの余裕は多めに見ておきたい。海の上を渡る移動は、天候の影響を受ける。予定どおりに戻れない場合もあるという前提で、その日の夜に外せない予定を入れないほうが安全だ。呉に宿を取っているなら、戻る時間が多少ずれても立て直しがきく。

まとめ

呉から江田島へは、呉港からの定期船で短い時間で渡れるほか、音戸大橋と倉橋島を経由して車で回り込むこともできる。江田島は呉市ではなく江田島市であり、目的地となる旧海軍兵学校の敷地は、いまも海上自衛隊の教育施設だ。見学には受け付けの方法と時間の枠があるため、公式の案内を先に確かめ、それに合わせて往復の足を決める。この順番さえ守れば、呉に滞在しながら対岸まで手を伸ばせる。

(記述は公開された資料をもとにしている。航路の運航の状況と見学の受け付け方は変わりうるため、渡る前に各交通事業者および施設の公式の案内で最新の内容を必ず確かめてほしい。)

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